VINTAGE'S KEY

多肉植物と珈琲と文鳥について色々綴っていきます。

神経質な文鳥さんの動物病院事情

病院嫌いの文鳥さんと生活していると、飼い主さんの悩みは色々あると思います。「健康診断のために定期的に動物病院へ連れていくべき」と言われている方もたくさんおられますが、みなさんはどうされていますか?

今回は、初めて動物病院につれて行った時のお話と、この10月にどうしても様子が気になって動物病院につれて行った時に先生から言われた怖い話を書いてみたいと思います。もちろん、この内容は、このようなこともあるという一例として読んでいただければ幸いです。

 

【初めての動物病院】

初めて文鳥さんを病院に連れて行ったのは、お迎えしてから6ヶ月経過した時でした。特に異常もなく、健康診断と爪切りをしてもらうことが目的でした。鳥専門というわけではありませんでしたが、鳥もよく見ているということだったので、車に乗せて15分ぐらいの場所にある動物病院に連れていきました。

車に乗せて3分ぐらいするとピコさんは開口呼吸をはじめました。完全にストレスからくるものです。引き返すこともできなくはなかったのですが、飼い主は、文鳥さんの爪切りもしたことがなかったので、先生に保定のやり方を教えてもらいたいという希望があったことと、糞とそ嚢の検査もしてもらいたかったので、今回だけは頑張ってもらおうということでそのまま連れて行くことにしました。

病院についてからも、体は細くなったままで、先生が保定をするのに苦労するほどカゴの中で逃げ回り大変でした。時々開口呼吸もしていました。

保定されることも、爪をきられることも、そ嚢検査もすごく嫌だったと思いますがなんとか頑張ってくれました。検査は異常なく、初めての動物病院は無事終わりました。家につくとすごく疲れた様子で寝ていました。

動物病院に連れて行ってわかったことは、うちのピコさんはもともと神経質な性格なので、彼にとってストレスでしかないということでした。文鳥さんの性格によるので、全く問題なく連れていける文鳥さんには該当しない内容です。

飼い主の判断ですが、ピコさんの場合はなるべく、爪切りも家でするようにして、極力病院にはつれて行かないように心がました。

(ちなみに糞の検査でしたら、小屋でしているものを採取して病院に持って行っても検査してくれます。)

 

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【今年の10月に起きた異変】

今年の10月の朝方3時頃、小屋で急にバタついたことがありました。いつも寝ている三角屋根からおちて、下に細くなって立っていて、その後も小屋の中でバタつき続けました。いつもの放鳥時の場所までケージを持っていき、少し落ち着いたところで外に出しました。すると片側の翼の10本ぐらいの大きな羽が一気に抜け落ちており、そのうち1本には血もついていました。

血はその後流れでていなかったので、止まっていることがわかりました。出続けていればすぐにでも動物病院を探して連れて行かなければ、命取りになるので(小鳥は少しの血でも出続けていると危険)行こうとおもったのですが、すこし様子をみることにしました。しかし、興奮しているのか、原因はわかりませんが、ずっと開口呼吸をし続けていました。心配になるぐらいに。こんなことは初めてでした。

1時間ぐらい様子をみていたのですが、羽繕いをするように羽を広げては見続けていました。そしてまた開口呼吸。気にはなりましたが、少しおちついたので、この日は朝まで寝てもらうことにしました。カバーをかけると開口呼吸は止まりました。

朝の放鳥時もまだ開口呼吸を続けていたので、やはり心配になり、なるべく早く観てもらえる動物病院を探し、連絡を入れ、予約をとり、診てもらうことになりました。ピコさんには申し訳ないですが、今回は緊急事態ということで動物病院に連れて行きました。

実は、1歳ぐらいの時にもここまで酷くはなかったのですが、夜中にバタついて羽が数枚抜けることがあったので、この時は心配で動物病院に連れて行ったのですが、結局原因はわかりませんでした。しかし、この時は今回のような開口呼吸はしていませんでした。(もちろん病院につれていく車の中ではしていましたが・・・)

 

【病院に連れて行って先生に言われた怖い話】

先生はゲージからも出さずに特殊な器具を使いピコさんの気道などをみてくれました。はっきりした原因はわからりませんでしたが、羽が一気に抜けてしまったストレスによる開口呼吸かもしれないとのこと。糞の検査もしてくれましたが異常なしでした。経過観察となり1週間後また電話で良いので様子を聞かせてほしいと言われました。(開口呼吸は、家に連れて帰ってからも続きましたが、次の日には治まりました。羽のバランスも悪く1ヶ月ほど飛ぶことはできませんでしたが、今では元気に元気に飛んでいますし、バタつくこともその後ありません。

 

今回、この部分が一番重要なお話になります。

 

文鳥のような小さい鳥は、ストレスが過度になるとショック死してしまうことがあります。特にこのような興奮状態や開口呼吸をしている場合は危険性が高いのです。こんな時に人の手で触ったり、掴んだりすると捕食されると思うのです。ですので、ゲージから出すことはしませんでした。もちろん爪切りなんてもってのほか。爪切りの保定だけでもありえますので気をつけてください。

自宅でも爪切りをなるべくしないようにし、備長炭止まり木を使っていますと話すとそれはいい心がけですね。と言ってもらえました。病院にくるだけでも開口呼吸をするようであれば、かなりの神経質だと思うので引き続きストレスがかからないように気をつけてあげてくださいといわれました。

 

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他の動物病院で言われたことのない内容でした。文鳥さんの為と思ってしていたことが本当はストレスになり、最悪、死なせてしまうかもしれないという怖い話。文鳥さんの性格はかなり個体差があります。その子の性格をよく理解することが飼い主にとってすごく大切なことだと改めて感じた出来事でした。

動物病院に連れていくことに抵抗がある方、躊躇されている方はたくさんおられると思います。このような話もあると耳を傾けていただければ幸いです。ネットの投稿で、動物病院に定期検診に連れて行かないなんて、文鳥の飼い主として失格と書かれている飼い主さんもいました。しかし、私は、飼い主として、文鳥さんにはなるべくストレスのかからない1日を送ってもらうことのほうが重要だと感じています。



 

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